FORTUNE-TELLERへの遠い道

易経と九星気学を中心に勉強中

月命星を計算で求める

次は月命星を計算で求めてみましょう。

1年は12ヶ月ですが、この12ヶ月を九星が回っていくので、原理的にはある年を基準にそこからの経過月数がわかれば月命星を求めることができます。こちらはさすがに暗算はちょっと無理ですが、電卓があれば比較的簡単に求められます。

 

この計算も西暦の生まれ年を使います。

1. 生まれ年(西暦)から1900を引く・・・(a)
2. 1で求めた数字(a)に12を掛ける・・・(b)
3. 2で求めた数字(b)に生まれ月を足して1を引く・・・(c)
4. 3で求めた数字(c)を9で割った余りを求める・・・(d)
5. 9から(d)を引いた値が求める月命星の数字になります

 

例1)
1989年5月生まれの場合
1. 1989−1900=89・・・(a)
2. 89×12=1068・・・(b)
3. 5月生まれだから1068+5−1=1072・・・(c)
4. 1072÷9=119余り1・・・(d)
5. 9−1=8 → 月命星は八白土星です

 

例2)
2001年1月生まれの場合(月命星を求める場合は節分前の生まれとかは関係なく、単純に暦どおりにそのまま計算します)
1. 2001−1900=101・・・(a)
2. 101×12=1212・・・(b)
3. 1月生まれだから1212+1−1=1212・・・(c)
4. 1212÷9=134余り6・・・(d)
5. 9−6=3 → 月命星は三碧木星です

 

<9で割った余りを電卓で求める>

割り算をしたときに電卓に表示された小数点以下の並んだ数字がそのまま余りになります。

上の2つの例でいえば
例1) 1072÷9=119.11111111 → 余りは1です
例2) 1212÷9=134.66666667 → 余りは6です
(表示桁数は電卓により変わります)

 

少し手順が多いのが欠点ですが、この方法であれば1900年以降の生まれの人には誰にも通用します。もう少しスマートな方法があるかもしれませんが、それは今後もう少し研究が必要です。

 

注意)私が習っている九星気学でいえば、 月の区切りは24節気を使います。
すなわち、2月は春分の日(2月4日)、3月は啓蟄(3月4日)、4月は清明(4月4日)、5月は立夏(5月5日)、6月は芒種(6月5日)、7月は小暑(7月7日)、8月は立秋(8月7日)、9月は白露(9月7日)、10月は寒露(10月8日)、11月は立冬(11月7日)、12月は大雪(12月7日)、そして1月は小寒(1月7日)が月のスタートになります。

ややこしそうですが、月替りの前後数日は前後の月の影響を受けやすいとも言われています。流派にもよるのでしょうが、月初生まれの人はそれくらいの感じで受け止められてもよろしいかと存じます。